リサイクルビジネスで実店舗をお持ちの方や実店舗で開業しようと考えている方は「金・プラチナの買取」も必ず行うべきです。
金プラチナの買取は正確な鑑定さえ出来れば買った後に必ず専門の買取業者さんに売却する事が出来るので「必ず利益」が出ます。

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金プラチナ業界の買取の現状

皆さんの中でも覚えてらっしゃる方がいるかと思いますが今から数年前はリサイクル業界は金プラチナの買取が大ブームでした。

実際に数年前は金やプラチナの相場も高く売り時と言う事もあり、買取業者は金プラチナ買取のTV CMをバンバン流し盛んに今が売り時!という事を各社アピールしまくっていました。

金プラチナの相場

金プラチナの2000年からの相場変動表

2018年現在の相場は2012年頃の相場に比べたら多少崩れてはおりますがここ30年間で見ても非常に高い相場ですので売り時であるという事に変わりはありません。

金プラチナ買取の現状

相場の1番高かった2012年前後に買取業者各社が物凄い勢いで金プラチナの買取攻勢をかけました。
※実際に社名にGOLDを入れた会社さんを創業された方もいらっしゃいます。

当時リサイクル業界全体として実店舗での買取もそうですし「訪問買取」という手法でもかなりの金プラチナの買取を行っていました。

かなりの数の金プラチナの買取を行った為現在は一般の家庭の金プラチナの物がかなり減ったと言われています。

金プラチナの買取の流れ

あなたが実店舗で金プラチナの買取を行うのであれば買取の流れとしては以下のようになります。

金プラチナ買取の流れ

  1. お客様ご来店査定物(金プラチナ)お預かり
  2. 査定(重量計測・鑑定)
  3. ご商談
  4. 買取成立後業者へ売却

以上のような流れになっています。

金プラチナ買取のポイントは通常の小売りするリサイクル品より「マネタイズポイントが早い」という点です。

通常の小売りをするリサイクル品の買取はお客様から買取した後に実店舗や各ECモールに出品しそこで売れて代金回収出来たら初めてマネタイズ出来ます。

マネタイズまでの工程が長い小売りリサイクル商材に比べ金プラチナという商材はマネタイズまでの工程が短いのであなたの事業資金が効率的に生かせます。

金プラチナの買取の注意点

良い事ばかりのような金プラチナの買取ですが注意点も何点かあります。

金プラチナの買取の注意点

  1. 真贋鑑定に気を付ける
  2. その日の相場をしっかりと確認する

この2点にしっかりと気を付けましょう。

金プラチナの買取は偽物に要注意

世界的にも人気の高い金プラチナは「偽物」も非常に多く流通しています。

一般的に金プラチナの査定は「比重計」という物を使用して鑑定を行うのですがプラチナなどど比重(重さの割合)が同じ金属で作ったアクセサリーなどですと比重計だけでは鑑定が出来ません。

真贋の鑑定についてはこのページで紹介している「金プラチナの買取の際に必要な機器・道具」を見て頂ければかなりの精度で鑑定が可能ですのでご安心下さい。

 

金プラチナの買取は相場をしっかりと見る

金プラチナは投資商品という事もあり毎日相場が変動します。

今日現在の買取相場はネットジャパンさんの「事業者向け本日の価格情報ページ」で見る事が出来ますのでその表を基に金プラチナの買取価格を決めると良いでしょう。

金プラチナの相場価格表

このように金とプラチナは毎日価格が変動しています。

この相場の変動が数%であればさほど利益に影響はないのですが、突然1日で10%近く相場が変動する事もありますので要注意です。

特にマーケットが閉まる土日明けの「月曜日」には相場が大きく動く場合がありますので出来る限り買ったその日のうちに売却をおすすめいたします。

金プラチナの買取の際に必要な機器・道具

金プラチナの買取時の鑑定の際に必要な機器や道具のご紹介をいたします。

ALFA MIRAGE アルファミラージュ 貴金属テスター(貴金属比重計)GK-300

金製品は、K9~K24迄をディスプレイに表示でき、合わせて%でも表示できます。
プラチナ・WG製品は比重値表にて鑑別できます。
新たに任意測定モードが加わり、コインなど割合が判明している貴金属の判定ができます。
旧機種に比べ容器が大幅に改造され、測定重量も300gになりました。

こちらの機器は実際に私の会社でも使用している機器で金プラチナを水の中の比重計に入れ大気中重量と水中重量の差を計測し比重を算出する機械です。

金プラチナの一般的な物であればこの比重計で充分鑑定が可能です。

貴金属テスター機器ページはコチラ

しかしながら水に入れるというこの比重計では鑑定出来ない物もあります。

それは「時計類などの金・プラチナパーツ」・「タングステンなどプラチナと比重が非常に近い金属」などです。

こういった物はこちらの比重計では測定が出来ませんので別の方法で鑑定します。

試金石・硝酸を使った鑑定方法

こちらの方法は金だけの方法になりますが試金石と呼ばれる石の表面で金と思われる物質を削りそこに硝酸を掛ける事で反応で金かどうかを判定する鑑定方法です

画像はネットジャパンさんのホームページの物となります。

試金石に付いた金属に硝酸液を1滴垂らし金属が消えれば金ではありません。

金属が溶けずに残ればその金属は金という判定が出来ます。

注意点
この鑑定方法は検査する個体に擦り傷が付いてしまうのでお客様の承諾を得るか、買取後の商品の見極めの際に利用するようにしましょう。

ルーペ

「え?!ルーペ?!そんなので大丈夫?」…と思われた方もいるかもしれません。

実はルーペでの鑑定というのも未だ現役バリバリの鑑定方法となります。

実際にルーペでアクセサリーなどを拡大して見ると細かなディティール部分がよく分かります。

例えば金メッキしたアクセサリーなどはエッジ部分のメッキ剥がれやアクセサリーの表面の違和感(波打ち・粗さ)などが分かります。

鑑定の初期段階でルーペで確認するだけで分かる金メッキ製品というのもかなりの数があります。

蛍光X線検査機器

この蛍光X線検査機器というのは、蛍光X線分析装置は,試料にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギー(波長)や強度を解析することにより試料を構成する元素の種類や含有量を調べる装置です。

簡単に言うとこの「蛍光X線検査機器」を使用すればほぼすべての金属の成分鑑定が高精度で出来るという事です。

問題は機器の価格が非常に高額という事です。

小さな個体を調べる機器でも数百万円しますのでなかなか手が出ませんのでここではご紹介だけに留めておきます。

松定さんから発売されているコチラの「エネルギー分散型蛍光X線分析装置 RX5000」などはかなり信頼性の高い機器でおすすめは出来ます。(非常に高額ですが…)

金プラチナの買取後の売却先

金プラチナをお客様から買取した後の売却先についてもご紹介いたします。

株式会社ネットジャパン

実際に私が1番多く金プラチナを売却している会社さんです。ネットジャパンさんの良いところは「ダイヤモンドやサファイヤなどの色石」も同時に売却出来るという点にあります。

金プラチナを一般の方から買おうと思うとどうしても指輪やネックレスなどのアクセサリーも買取ご依頼頂きます。

その際にアクセサリーに付属するダイヤモンドやサファイヤなどの宝石類もしっかりと査定金額をお出しする事で非常に喜んでいただけます。

宝石類の付いた金プラチナのアクセサリーも買ってくれるという事から私の会社ではネットジャパンさんを多く利用させて頂いています。

株式会社ネットジャパンホームページはコチラ

注意事項
ネットジャパンさんへの金プラチナの売却には登録が必要です。法人の場合は登記事項証明書と印鑑証明、個人事業の場合も印鑑証明書などの書類が必要となります。

中外鉱業株式会社

実際に中外鉱業株式会社さんも何度も金プラチナの売却をさせて頂きました。

しかし途中で私が事業を営む地域から支店が撤退してしまうという事で担当者さんから連絡を頂きました。

金プラチナの業者売却は担当者さんによる所も大きいので支社撤退以降は利用する事は無くなってしまいました。

担当者さんは非常に良い方でよく私の会社の本部まで金プラチナの買取に来てくれていました。

中外鉱業株式会社ホームページはコチラ

注意事項
中外鉱業株式会社さんへの金プラチナの売却には登録が必要です。法人の場合は登記事項証明書と印鑑証明、個人事業の場合も印鑑証明書などの書類が必要となります。
現在宅配での法人買取も行っているそうです。

横浜金属株式会社

横浜金属株式会社さんも何度も売却でお世話になっている会社さんです。

横浜金属さんの良いところは「様々な金属を買ってくれる」という点です。

金プラチナ以外にも導線やシルバー関係などの金属も買って頂けるのでそういった商材をお客様から買った際には横浜金属株式会社さんに売却をお願いしております。

横浜金属株式会社ホームページはコチラ

注意事項
ネットジャパンさんへの金プラチナの売却には登録が必要です。法人の場合は登記事項証明書と印鑑証明、個人事業の場合も印鑑証明書などの書類が必要となります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

金プラチナが必ず利益の出る商材という事がお分かり頂けたでしょうか?

金プラチナの鑑定はリスクがありますが使うべき機器や道具を使い鑑定すればそのリスクを最小限にまで抑える事が出来ます。

リサイクル業にとって買った後にスピーディーに現金化出来る商材というのは経営上も重要ですのでぜひあなたの事業でも金プラチナの買取に取り組んでみて下さい。